2011年から関わってきた シリーズの完結編「るろうに剣心 final」が 明日 23日に
公開となる。
思い起こせば?10年前。
その前の年は、まだ リーマンショックの影響が残り 業界に身を置き30年ともなっていたにも関わらず、仕事がなく 引っ越しとプール監視員のアルバイトをしていた。 48歳だった。
もうこの仕事をやめ、安定した職業に就き家族のために生きようと考え、毎週どこかの面接に行っていた。
いつも小生の生活的危機を救ってくれるのは?
「 時代劇スキル 」 だ。
2010年の12月、電話がかかってくる。
「くの一忍法帖」という お色気モノ時代劇アクション V シネマ のオファー。
撮影そのものに飢えていた。
もちろん、オファーを受ける。
年が明けて、さらに 時代劇のオファーが舞い込んだ。
愛川欽也監督の「黒駒の勝五郎」という任侠時代劇。
得意分野が続き、リーマンショックの危機から脱したことを確信したが……。
3 月11日 その時代劇の準備で、日光江戸村にいたときに不測の事態がやってくる。
14時45分ころそれがやってきた。
「東日本大震災」
23時間かけて、東京に帰る道すがらに「また、振り出しに戻った。あの仕事がない生活か」という不安がむくむくと押し寄せてくるのを 倒壊した建物や地面に散らばった瓦、燃えている家屋を見ながら強く感じた。
しかし、愛川欽也監督は止まらなかった。
自主制作ということもあり、そのまま制作にはいった。
それが5月までの撮影となり、2011年の半分を生き残ることができた。
そこで、装飾部の 渡辺大地くん(ともに大友組の作品のほとんどに参加している)から一報がはいる。
「なんか、次の組でスモークやら弾着やらが結構あるんで、紹介しときましたから。」
そこで、来たオファーこそが
「るろうに剣心」(シリーズ一作目)だった。
それから、10年。「京都大火編」「伝説の最期編」「 FINAL 」「 BEGNNING 」と回を重ね。
いま 我々の長く辛く楽しかった日々が 完結を迎える。
この日が 来ることは分かっていたが。
こうも焦らされ、待たされ、楽しみになるとは思わなかった。
多くの方々に観てほしい。


